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用語集|天華百剣とは?

巫剣みつるぎ

特別な製法で作られた少女の姿を持つ刀剣。
それら剣であり少女でもある存在を、巫剣と呼ぶ。
巫剣は世の剣聖を超える程の剣の使い手であり、特異な力を持つ。
主となる人間「巫剣使い」と契約を結ばなければ真の力を発揮することはできない。
不老であること以外は基本的に人間と変わらないため、人間に紛れて生活している者も多い。

御華見衆おはなみしゅう

凶禍に対抗するために巫剣と巫剣使いを中心に組織された特殊機関。
禍憑から街を守る一方で、各地に存在する巫剣たちの保護も行っている。
表向きは店などの経営をしながら、そこを活動の拠点としており、その拠点は全国各地に存在することが確認されている。

巫剣使いみつるぎつかい

巫剣と「鞘入」という契約の儀式を行うことで、巫剣たち本来の力を引き出すことができる存在。
契約した巫剣は巫剣使いを主として付き従う。
力の引き出し方は千差万別で、生まれつき巫剣のことを感じとれる者は、巫剣使いとして大成しやすい。
巫剣は巫剣使いの影響を受けやすい。

観察方かんさつがた

政府から丙子椒林剣が直々に任されている諜報機関
巫剣に関わる情報を集めたり、各地の巫剣の生活を監視している。
独立した司令系統であり、観察方には司令である七星剣といえど、直接干渉することはできない。

錆憑さびつき

負の感情に囚われた巫剣が凶禍の力に惹かれた際に陥る状態
正常な意識を保てず、己の破壊衝動や欲望に忠実に動くなど、手がつけられない状態となる。
錆憑となった巫剣は特殊な方法によって祓わなければ、力を使い果たし消滅に至ってしまう。

天下五剣てんがごけん

童子切安綱・三日月宗近・鬼丸国綱・大典太光世・数珠丸恒次らの巫剣をまとめて、天下五剣と呼ぶ。
それぞれが巫剣の中でも邪悪な存在に対しての力が強いため、怪異に対する御華見衆の切り札的な存在だ。
全員がそろって活動することはほとんどなく、各々自由に活動しているが、急事においては司令部に招集される。

巫魂みたま

巫剣の持つ特別な力を指す。
巫剣はこの力を使い、炎を発生させるなどの超常現象を引き起こしたり、凶禍に起因する邪な存在を祓うことができる。
巫剣の鎧などはこの巫魂により顕現しているものであり、巫剣自体の身体も巫魂で構成されていると言われている。

禍憑まがつき

凶禍の力により生まれた邪な存在の総称。
全国各地に現れ、混乱や騒動を引き起こしていた。
戦場跡に棲みつく亡霊や鬼・鵺などといった逸話を残す怪物も禍憑に含まれる。
ほとんどの禍憑に強い意思はないが、稀に強い自我を持った強力な禍憑が発生する。

凶禍きょうか

遥か古来より存在する悪しき魂の根幹。
悪意や恨みといった負の力を自在に操り、そういった感情を抱いた者にも強い影響を与える。
またその影響により、人間に危害を加える異形の存在〈禍憑〉が生み出され、人の世を混迷に導く。

禍魂まがたま

凶禍の持つ闇の力の象徴
凶禍は禍魂を与えることで禍憑を生み出している。
禍憑は禍魂の力によって超常的な能力を発揮していると言われている。

銘治政府めいじせいふ

刀の時代が終わり、近代化していく世を導く統治機構。
凶禍に対抗する手段を持たず、御華見衆にそれを一任。
その活動を支援する一方で、自分たちを脅かす存在である巫剣を管理下に置くために利用している。